麻生副総理のナチス憲法発言についてメモ

2013/8/1の報道ステーションで大きな話題になっていた物をいまさらって感じだが。
ナチス政権を例示したのは撤回したらしいので、ある政党と政権に読み替えて考えると、

  1. ある政党は民主主義によってきちんとした議会で多数を握って政権を作った。
  2. その政権によってある日気が付いたら静かに新憲法に変わっていた。
  3. この手口を学んだらどうか?

ということだろう。麻生が言いたかったのは、「憲法改正だ!」と騒ぐやり方ではマスコミ、中国、韓国がうるさく言ってくきてうまくいかないから、すでに自民党がしっかり議論して作ったすばらしい憲法草案があるので騒ぐのはやめて、静かに支持を集めて憲法を改正しましょう、ということだと思う。市民の人権を制限し国家権力を強める方向に憲法改正したい人にとっては、あの自民党憲法改正草案(https://www.jimin.jp/policy/policy_topics/116666.html)はすばらしい改正草案なのだから、静かに憲法改正したいのだろう。
自分はあの改正草案には反対なので、想田和弘さんを真似して(http://magazine9.jp/soda/130821/)、精一杯わーわー騒ごうと思う。


参考
2013/8/1の報道ステーション。麻生発言冒頭。

一番最初に申し上げたように、うわーっとなった中で、狂騒の中で、狂乱の中で騒々しい中で決めてほしくない。ちょっと皆さんよく落ち着いて、我々を取り巻く環境はなんなんだと、この状況をよく見てください、という世論というものの上に、僕は憲法改正は成し遂げられるべきなんだと。そうしないと間違った物になりかねないということを思うわけです。

麻生副総理の憲法改正めぐる発言の詳細
http://www.asahi.com/politics/update/0801/TKY201307310772.html